新高島平で行った築40年マンションのフルリフォーム事例
入居者が“住みたい”と思う空間へ。デザインと機能を両立した住まいづくり

今回は、新高島平エリアで施工した、築40年ほどのマンションのフルリフォーム事例をご紹介します。
この工事は、大阪の不動産会社様から「東京・板橋区にある物件のリフォームを任せたい」とのご依頼をいただいたことがきっかけでした。物件の立地が新高島平だったため、現場に近いリフォーム会社として信頼をいただき、デザインから施工まで一貫して担当しました。
お客様からのご要望は「新しい入居者に気に入られる空間をつくってほしい」というものでした。
老朽化した内装や水回りを一新し、快適で明るい空間を目指しました。デザイン性だけでなく、入居者の住みやすさを重視した“機能性リフォーム”が今回の大きなテーマです。
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施工の流れと期間
今回のリフォームは、打ち合わせから完成まで約3か月ほどの期間をかけて行いました。
現地調査の段階で、築年数による設備老朽化や断熱・換気の問題など、いくつかの課題が判明しました。これらをひとつずつ解決しながら、居住性とデザイン性のバランスを重視したプランを作成。
進行中は、毎日LINEで進捗状況を報告し、遠方のお客様でも安心してやり取りできるようにしました。
お客様からは「急な仕様変更にも柔軟に対応してくれた」と高い評価をいただきました。
実際、工事中に以下のような変更依頼をいただきました。
① キッチンの位置を壁付けから対面式に変更
② 在来工法のお風呂をユニットバスに変更
現場状況を確認しながら、限られたスペースの中でも理想のレイアウトを実現しました。
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キッチン：壁付けから対面式へ。開放的で明るい空間に
築40年のマンションでは、キッチンが壁側に固定されている間取りが多く、リビングとの一体感が損なわれやすい傾向にあります。
今回のリフォームでは、リビングとのつながりを重視し、思い切って対面式キッチンへと変更しました。
・調理中でも家族や来客とのコミュニケーションがとれる
・明るく開放的な印象になる
・配管や電気の取り回しを工夫し、限られた空間でも効率的なレイアウトを実現
キッチンは木目調×ホワイトを基調としたナチュラルデザイン。清潔感があり、入居者の層を問わず好まれる空間に仕上げました。
また、収納力を確保するために吊り戸棚を設けず、代わりにカウンター下に引き出し収納を設計。使い勝手とデザインの両立を図りました。
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浴室：寒い在来工法から、暖かく快適なユニットバスへ
リフォーム前のお風呂は、壁と床がタイル仕上げの在来工法でした。
このタイプは防水性・断熱性に弱く、冬は冷たく感じるという問題があります。さらに、バスパネルだけが樹脂製で、換気性能も十分ではありませんでした。
今回の工事では、ユニットバスを新設することで以下の改善を実現しました。
・浴室全体の断熱性を向上させ、冬でも快適に入浴可能
・換気乾燥機の設置により、カビの発生を抑制
・防水性能が高く、メンテナンス性も向上
見た目も明るく清潔感のあるデザインとし、古い印象を一新しました。
築年数の古いマンションでユニットバスを導入する場合、配管や梁の位置調整が必要となることが多いですが、現場調査と設計の工夫でスムーズに対応できました。
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デザインと機能を両立する空間づくり
入居者が物件を選ぶ際、第一印象を左右するのは「明るさ」「清潔感」「使いやすさ」です。
今回のフルリフォームでは、照明計画から内装の素材選びまで、全体の統一感を重視しました。
・フローリングは木目が美しい明るめのトーンを採用
・建具とクロスはホワイトを基調にし、空間を広く見せる
・LED照明で省エネかつ快適な明るさを実現
また、収納の見直しやコンセント位置の最適化など、入居者目線での細かい改善も行いました。見た目の印象だけでなく、実際の使いやすさにも配慮した設計です。
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柔軟な対応が生んだ満足度の高い仕上がり
今回の現場では、設計段階からお客様との連携を密に行ったことが成功のポイントでした。
現場での変更にも迅速に対応し、工程の無駄を最小限に抑えながら、理想の空間を形にしました。
完成後、お客様からは
「猛暑の中、丁寧な作業をしてくれてありがとう。今年度で一番印象に残る工事でした。」
という感謝の言葉をいただきました。現場スタッフにとっても印象深いプロジェクトとなりました。
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費用と工期の目安
今回のような築40年前後のマンションのフルリフォームでは、規模や設備グレードによって費用が変わります。
一般的な相場としては、以下のようになります。
・フルリフォーム全体：約400万円～800万円前後
・キッチンリフォーム：約100万円前後
・ユニットバスリフォーム：約80万円～120万円
・内装工事（床・壁・天井など）：約150万円～250万円
また、工期の目安は約2～3か月。デザインの打ち合わせを含めると3か月ほどかかるケースが多くなります。
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まとめ
新高島平エリアは、築30年以上のマンションが多く、フルリフォームや部分リフォームの需要が高い地域です。
今回のように、入居者目線でのリフォームを行うことで、物件の魅力を高め、空室対策や資産価値向上にもつながります。
築年数が経過したマンションでも、デザイン性と機能性を両立させることで、新築のような快適な住まいを実現できます。
「入居者が選びたくなる部屋」を目指す不動産オーナー様にとって、今回のような柔軟で丁寧なリフォームは大きなヒントとなるでしょう。
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最後に
今回は、不動産会社様からのご依頼で、まだ入居者が決まっていない状態でのフルリフォームでした。
そのため、どんな方が新しい生活を始めても「毎日が笑顔で、幸せを感じられる空間」になればという想いで、一つひとつの作業を丁寧に進めました。

現場では、暑さが厳しい時期の工事となりましたが、日々の進行状況を確認しながら、お客様と密にコミュニケーションを取り、最後まで妥協せず仕上げることができました。
完成時には、ご依頼者様から
「猛暑が続く中、丁寧な作業ありがとうございました。今年度思い出に残る工事となりました」
とお言葉をいただき、その瞬間、心から嬉しく感じました。
お客様の感謝の言葉は、私たちにとって何よりの励みです。
これからも、新高島平をはじめとした地域で、“人が笑顔になる住まいづくり”を大切に、丁寧なリフォームを続けてまいります。

目次
1.はじめに
2.なぜ家の寒さは窓から始まるのか
3.冬の寒さがもたらすデメリット
4.窓リフォームが冬におすすめされる理由
5.窓リフォームの種類と特徴
・内窓（二重窓）設置
・ガラス交換（高断熱ガラスへ）
・窓枠ごと断熱サッシ交換
6.断熱工事とは何か
・床断熱
・天井断熱
・壁内断熱
7.窓リフォームと断熱工事の効果
8.利用できる補助金制度について
9.費用の目安（参考）
10.断熱工事の費用目安
11.効果を最大化するための優先度
12.リフォームで注意したいポイント
13.新高島平エリア特有の寒さ事情
14.リフォーム業者の選び方
15.工期の目安
16.寒さ対策を考えるタイミング
17.最後に

1.はじめに
冬の厳しい寒さは、住宅の快適性を大きく左右します。特に東京都板橋区、新高島平周辺では、冬場の体感温度が低く、朝や夜は想像以上に寒さが堪えることがあります。暖房を強くしても足元が冷えたり、結露で窓周りが濡れたり、光熱費が上がり続けたりと、冬に関する多くの悩みは「窓」と「断熱性能」に直結しています。
本記事では、冬の寒さ対策に効果的な窓リフォームと断熱工事について、その効果、費用、施工方法、注意点などを詳しく解説します。これから寒さ対策を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
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2.なぜ家の「寒さ」は窓から始まるのか
住宅内で暖めた空気や冷たい空気の出入りが最も多いのは「窓」です。暖房で温めた空気のおよそ五割から六割が窓から逃げていると言われており、冷気が侵入する場所も同様に窓が大きな割合を占めています。
これは、外壁や床と比べ、窓ガラスが薄く断熱性能が低いことが理由です。また、従来のアルミサッシは熱を伝えやすい性質を持ち、外気温の影響を室内へダイレクトに運んでしまいます。
そのため、築年数の立っている建物ほど、窓周りの寒さが顕著に現れる傾向があります。
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3.冬の寒さがもたらすデメリット
以下のようなデメリットが起こります。
・光熱費の増加
暖房の設定温度を上げたり、稼働時間が増えることで電気代、ガス代が上昇します。
・結露の発生
外気との温度差により窓ガラスが結露し、カビやダニなど衛生面の問題が発生します。
・健康リスクの増加
急な温度差によるヒートショックのリスクが高まり、特に高齢者にとって危険です。
・住宅の劣化につながる
湿気が壁内部に浸透すると、断熱材の劣化や、木材の腐食が進むことがあります。
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4.窓リフォームが冬におすすめされる理由
窓リフォームは、住宅の快適性を大きく向上させるポイントです。以下のようなメリットがあります。
・室内温度が安定しやすくなる
・暖房効率が向上し、光熱費を抑えられる
・結露対策になる
・ヒートショック予防につながる
・遮音性能が向上し、騒音対策にも有効
また、施工期間が短く、壁や床を壊さずに工事できるため、工期が短く済むことも魅力の一つです。
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5.窓リフォームの種類と特徴
窓リフォームにはいくつかの方法があり、工事内容によって費用や効果が異なります。
① 内窓（二重窓）設置
既存の窓の室内側にもう一枚窓を取り付ける方法です。
特徴
・断熱効果が高い
・結露軽減
・防音性能の向上
・比較的コストが抑えられる
注意点
・開閉スペースが必要になる場合がある
② ガラス交換（高断熱ガラスへ交換）
既存の窓ガラスを高性能なものに交換します。
代表的な種類
・複層ガラス
・真空ガラス
・Low-E複層ガラス
長所
・コストが抑えられる
・既存の枠を再利用可能
③ 窓枠ごと断熱サッシへ交換
窓枠自体を断熱性の高い素材に交換します。
長所
・高い断熱効果
・気密性向上
デメリット
・工事がやや大掛かり
・費用が上がりやすい
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6.断熱工事とは何か
断熱工事とは、壁、床、天井など、建物の内部に断熱材を追加して熱の移動を抑える工事です。
施工箇所により効果が異なります。
・床断熱
足元の冷えを改善します。
・天井断熱
暖気が逃げにくくなります。
・壁内断熱
住宅全体の熱ムラが改善されます。
特に冬の底冷えに悩む家庭には有効です。
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7.窓リフォームと断熱工事の効果
実際に導入すると、以下のような効果が期待できます。
・暖房効率が向上する
・室内温度が安定し、快適性が増す
・結露が発生しにくくなる
・光熱費の安定につながる
・騒音対策としても有効
住まい全体の快適性が上がり、生活満足度に直結します。
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8.補助金制度について
国や自治体では、省エネ性能向上のための補助金が用意される年度があります。
名称例
・先進的窓リノベ事業
・住宅省エネ補助金など
活用できれば、総額数万円から数十万円の補助が可能なケースもあります。
内容は年度により異なるため、事前確認が必要です。
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9.費用の目安（参考）
以下は一般的な相場の目安です。
・内窓設置　約五万円から十二万円程度
・ガラス交換　三万円から十万円程度
・窓枠交換　十万円から二十五万円程度
・全室施工の場合　約五十万円から百五十万円前後
※窓のサイズ、個数、断熱性能によって費用は変動します。
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10.断熱工事の費用目安
・天井断熱　約十万円から二十万円
・床断熱　約十五万円から四十万円
・壁断熱　約三十万円から八十万円
・全体断熱工事　約百万円から二百万円前後
一度施工すれば、十年以上効果が持続することも多く、長期的なメリットが期待できます。
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11.効果を最大化するための優先度
効果の高いおすすめ順は以下です。
① 内窓（二重窓）の設置
② Low-E複層ガラス交換
③ 床、天井断熱
④ 外壁断熱補強
特に、内窓の設置は費用対効果が高く、多くの住宅で採用されています。
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12.リフォームで注意したいポイント
施工の際は、次の点に注意しましょう。
・カーテンレールとの干渉確認
・窓開閉スペース
・内観、外観のバランス
・通気性の確保
・施工保証の有無
長く使う場所だからこそ、慎重な検討が必要です。
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13.新高島平エリア特有の寒さ事情
新高島平は、以下の点により冬の寒さが強く感じられます。
・川沿いの風による体感温度の低下
・建物の陰による日照時間の差
・底冷えしやすい地形
そのため、窓や床からの冷え込みに対してリフォームを検討する家庭が増えています。
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14.リフォーム業者の選び方
失敗しない選び方のポイントとしては以下がおすすめです。
・断熱知識の有無
・説明が明瞭で分かりやすいか
・施工実績があるか
・保証体制が整っているか
・見積もり内容が明確か
価格だけで決めると後悔につながりやすいので注意が必要です。
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15.工期の目安
それぞれの施工工期は以下のとおりです。
・内窓設置　半日から一日程度
・ガラス交換　三十分から一時間程度
・窓枠交換　一日から二日程度
・断熱工事　二日から一週間程度
比較的短期間で快適性が向上します。
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16.寒さ対策を考えるタイミング
・朝、室温が低い
・暖房の効きが悪い
・窓周りにカビが生える
・足元が冷える
・結露が多い
このような症状が見られたら早めに検討することをおすすめします。
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17.最後に
冬の寒さ対策として、窓リフォームと断熱工事は非常に効果が期待できます。室内温度を安定させ、快適な生活空間を整えることで、生活全体の質が向上します。
◎ 家の熱は窓から逃げやすい
◎ 断熱性の高い窓は暖房費削減に直結
◎ ヒートショック予防に効果的
◎ 結露軽減で住まいが長持ち
◎ 短期間で工事ができるケースも多い
住宅の快適性は、日々の生活に大きな影響を与えます。「もっと早くやればよかった」と言われることの多い窓リフォームや断熱工事。冬の寒さに悩まれている方は、ぜひ検討してみてください。